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注意:このお話は以下の三つのストーリーが交互に、でも必ずしも順番良く入れ替わるというわけでもなくスケッチされます。ごっちゃになって「あれ?今どこの部屋の話?」という混乱を招く恐れがありますが、頑張ってください。
ある男がいる。彼はこの部屋で行われる罵り合いや不毛な会話をすでに何度か聞いている。
彼だけ残してこの部屋での出来事はループをし続けていく。 やがて出口のないやりとりにうんざりしてきた頃、今までに行われなかった出来事が、 起きる・・・・・『ループの部屋』 ナチス没落後に行われた裁判。判決が下るその直前、被疑者たちは一時部屋に収容される。
やりきれない者や諦めている者、なぜか余裕の者もいる。 束の間の休息も自分のことしか考えられない彼らに、 看守は理不尽な正義を問う・・・・・『囚人たちの部屋』 上手くいくはずだった。上手くいったはずだった。
だが取った金を返そうといいだした辺りからおかしくなりだした。 モメる強盗たち。所在ない人質。 進もうとしても進めない、 親のいない彼らに子持ちの人質を殺せるか・・・・・『強盗たちの部屋』 プロフェッショナルファウル二年振りの室内劇は、ちょっと演劇チックで真面目なおとぎ話。 |
演出の渡辺キョウスケに話を持ちかけられてから四ヶ月、かなり頻繁に風邪を引いていた記憶があります。週三とかで稽古だったんですけど、稽古をなんとか乗り切る→風邪を引く→稽古までになんとか回復させる→稽古で体力を使い切る→風邪を引くのルーティンにハマり、ゆっくりと体力の総量を減らされていった四ヶ月でした。なにせ台本が台本ですから、無茶苦茶集中力を必要とするんです。それで出ずっぱですから、そりゃ疲れますって。
思えばVol.1も四ヶ月かけてたっけ。時間かけるのが好きな連中が多いみたいです。
でもおかげで新しいことにも挑戦できたし、妥協することなく悩み続けることができたのは四ヶ月あったからですね。今回のは特にそう感じました。「良かったよ、まだあと二ヶ月あって」という会話をよくした記憶があります。
客席が三面あって更にものすごく舞台との距離が近い、というか距離が無い。一回目に間隔が分からず何度か最前列のお客さんとぶつかったりもしました。その中で舞台に集中するということが、とにかく大変でした。いや本当に。
「最初はよく分かんなかったけど、最後のほうで三つの部屋がリンクしていくとこが面白かった」などの感想が多くて、作者としては嬉しかったんですが、役者の存在感を出すのを狙っていたのに、「特別誰々が良かった」などの感想があまり書かれていなかったことが役者としては正直ショックでしたね。今後の課題となってしまいました。
にしても今回のカンパニーは気心知れたメンバーで構成できたのでとても楽でしたね。稽古に行くのが最後まで楽しみだったのは、かなり久しぶりな気がします。結局一度も稽古終わりにどこかへご飯を食べに行ったり飲みに行ったりしませんでしたけどね。それぞれ稽古中にコミュニケーションを取っていましたし。ほんと楽だったなー、このメンバー。
果たして今後もこんなヘンテコな台本を上演するんだろうか?そして今回ほど気心の知れたメンバーともできるんだろうか。よく考えたら、貴重な公演だったかもしれません。
又吉 >>メンバーのコメント