レディースコントジェントルメン Information

出演者

小林拓司、昆節夫、又吉知行、渡辺キョウスケ(21日のみ)、須藤千栄子、細谷淳一、青木志穂(20・21日のみ)

スケジュール

タイムスケジュール

※開場は開演の15分前です。

※今公演は日によって演目内容が異なるため、半券のご提示で何度でもご覧いただけます。

料金

前売り・当日:¥1000(全席自由、日時指定)

※出演者、または右のチケットフォームよりご予約いただけます。

場所

◆水戸生涯学習センター 2階創作室
JR水戸駅北口バス乗り場より、茨城交通バス「栄町・茨大行」(7番停留所)に乗車。『上水戸入り口』(約15分)下車。徒歩4分。

アクセスマップ

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メンバーのコメント

スケジュール的に大変なことが予想されていて、それでキョウスケに助けを求めたこの公演。予想以上のスケジュールをこなしていく中、当初「分担」だったのがほとんどキョウスケの台本のほうが多くなるという事態を招きました。そのおかげで随分助かりました。いやあ危なかった。
最初に「紳士淑女のためのコント」と銘打つからにはいくつか縛りを設けたほうが良いなという話になりました。そのほうが筋が通って良いんじゃないかと。ですがその中の禁である「下ネタ」を一本目で破ってしまいました。性病やら夜の1番アイアンとか。どんだけ下ネタが好きなんだ、とちょっと書いていて呆れました。
稽古の現場は楽しかったのですが、如何せん常に疲れている状態だったので自分のテンションがそこまで上がらず、体調もよく壊していたのもあって本来達してるであろう「楽しさ」にまで辿り着けなかったのが残念です。
当初予定していたノジコ(神長)が体調を崩して降板してしまい、これ大丈夫かなあと不安だったのですが、客演の方々のおかげでノジコとはまた違った色のコントなども作ることが出来たのはありがたかった。PFのメンバーには無い面白さがコントに幅を与えたと思います。細谷君の「剣の舞」での怒れる指揮者だったり、青木さんの「遅れる女、待つ男」の嫌味な男にキレて、だけど結婚を受け入れる女だったり、須藤さんの「喫煙所」での不条理な女だったり。素敵でした。

今度はもっと縛りの緩いコントとかやりたいです。とりあえず下ネタも大々的にOKが出るくらいのを。

又吉

始まりは、又吉クンが『マキコマレーノ!!』(2009年9月上演・リージョナルシアター+水戸市民演劇学校公演)に出演するということで、9月にやるPFの公演を手伝ってくれと言われまして。で、コント公演なら2人で作業を分担してできるからいいかなと。僕自身も、ずっとコント公演をやってみたいと思っていたのもありまして。好きなんですね、1つの公演で色んな話があるっていうのが。それで、2人とも好きな、バナナマンとか、ラーメンズとか、ああいうスタイリッシュなコントをやりたいねってことになって、で、「紳士淑女のためのコント集」っていうコンセプトが出来上がりました。
稽古は基本的に楽しかったです。笑いを作ってるんで、稽古場が笑いに包まれて険悪な雰囲気にならない。いろんな話をやるからあんまり煮詰まらないし。ただ、僕が書いた「砂漠と白湯(さゆ)」っていう、砂漠に遭難した男2人が熱湯をひたすら飲み続ける、不条理劇みたいなコントがあったんですけど、地味に会話を積み上げていくコントだったんで、割と煮詰まった感じになって、出演した昆と拓司がグッタリしてました。「砂漠から出られない」とか言って。本番でも地味過ぎて全然笑いが起きなくて、2人には悪いことしたなと思ってます。ウケなすぎて、陽炎(かげろう)が立ち上ってるように見えましたから、舞台上に。
ゲストは今回、何となく「ピュア」な感じのする人たちを呼びました。皆、下の年代のコたちなんですけど、芝居が真っ直ぐというか。そういう所から生まれる無自覚な笑いっていうのが、「紳士」「淑女」っぽいなと思って。青木サンのモノ凄い表情とか、ちぇこ(須藤)サンの異様に素早い動きとか、ホントに驚かされるし、思わず笑ってしまう。一番笑ったのは、稽古中に、出番になっても細谷クンが出てこなくて、見てみたら、後ろで普通にお菓子食べてた時です。その時の「しまった!」っていう細谷クンの顔が良かったなー。
とにかく最初から最後まで楽しい公演でした。皆の「ジェントルネーム」(芸名みたいなもの)考えるのも楽しかったし。出来ればまたやりたい。あ、でも、前説(公演前の諸注意)はやりたくないです。役で出ないとあんなにアガるとは。ホントにボロボロでした。もうイヤ。

渡辺キョウスケ